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TAVIA

Sales / Marketing

紹介営業に依存している会社が、次の集客経路を作る方法

紹介から仕事が生まれること自体は、 非常に強い営業資産です。 ただし、新規商談のほとんどが紹介頼みになっていると、 紹介件数を自社でコントロールできず、 売上の再現性も作りにくくなります。 紹介を残しながら、 次の顧客獲得経路を作る方法を整理します。

著者:堺 巧光/ TAVIA代表

Conclusion

紹介をやめる必要はありません。 紹介以外の商談が生まれる経路を一つ作ります。

紹介営業への依存から抜けるために必要なのは、 紹介を減らすことではありません。 紹介という強い経路を残したまま、 自社である程度コントロールできる 第二の顧客獲得経路を作ることです。 そのためには 「現在の依存度・顧客像・選ばれる理由・集客経路・営業導線・KPI」 を順番に整理します。

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Background

紹介依存が経営リスクになる理由

紹介は、 すでに信頼関係のある人から 「この会社なら相談してもよい」と 信用を引き継いだ状態で商談を始められるため、 非常に強い顧客獲得経路です。

成約率が高くなりやすく、 営業コストも比較的抑えられるため、 紹介そのものを減らす理由はありません。

問題になるのは、 「今月何件紹介が来るのか」 を会社側でほとんどコントロールできないことです。

例えば、 売上の大部分が既存顧客や知人からの紹介で生まれている場合、 紹介件数が減った瞬間に商談数も減ります。 すると、 売上を増やしたいと思っても 会社側から営業量を増やす手段がありません。

TAVIAでは、 紹介を「なくす対象」ではなく 「残すべき強い経路」と考えます。 その上で、 紹介以外からも新規接点を作れる状態へ広げていきます。

Point 01

紹介がどれだけ売上を支えているか把握する

最初に確認したいのは、 新規顧客がどこから来ているのかです。

感覚で 「紹介が多い」 と判断するのではなく、 少なくとも過去6〜12ヶ月程度について 流入経路を分けてみます。

まず分けたい顧客獲得経路

  • 既存顧客からの紹介
  • 知人・経営者仲間からの紹介
  • 代表者本人の営業
  • Webサイト・検索
  • SNS
  • 営業メール・問い合わせフォーム
  • 交流会・イベント
  • パートナー・協業
  • その他

そのうえで、 経路ごとに 「商談数・提案数・契約数」 を確認します。

例えば契約の8割が紹介経由なのであれば、 それ自体が悪いわけではありません。 ただし、残り2割の経路をどう伸ばすかという 経営課題が見えてきます。

顧客獲得構造を詳しく整理する場合は、Marketing Auditで、現在地とボトルネックを確認します。

Point 02

紹介者ではなく「顧客」を基準に考える

紹介中心で売上が作れている会社では、 「誰が紹介してくれるか」 に意識が向きやすくなります。

しかし第二の集客経路を作るときに重要なのは、 紹介者ではなく 「最終的に契約している顧客は誰なのか」 です。

例えば、 これまで10社の紹介案件を受注していたなら、 その10社について共通点を探します。

  • どの業種だったか
  • どのくらいの企業規模だったか
  • 誰が相談してきたか
  • 相談時に何に困っていたか
  • なぜ自社を選んだのか
  • どのサービスを契約したか
  • 契約単価はいくらだったか

ここから、 「どんな会社に、どんな課題があるとき、自社が選ばれるのか」 を言葉にします。

紹介では、 紹介者がこの説明を代わりにしてくれていることがあります。 紹介以外から顧客を獲得するには、 今度は会社自身がそれを伝えなければなりません。

Point 03

第二の顧客獲得経路を一つ決める

紹介依存から抜けたいと考えたとき、 Webサイト、SEO、SNS、広告、営業メール、 YouTube、交流会など、 一気に複数施策を始めるケースがあります。

しかし、 最初は一つに絞った方が 「何が効いたのか」 を判断しやすくなります。

選ぶ基準は 「今流行っている施策」ではなく、 見込み顧客がどのように情報を探し、 どのように発注先を選んでいるかです。

アウトバウンド営業
相性がよいケース狙う企業像が明確で、対象企業を特定しやすいBtoBサービス
最初にやること対象条件・課題仮説・接触理由を決める
SEO・コンテンツ
相性がよいケース顧客が契約前に課題や解決方法を検索するサービス
最初にやること顧客が検索する課題を記事として蓄積する
SNS・情報発信
相性がよいケース経営者や担当者個人への信頼が契約判断に影響するサービス
最初にやること誰に何の専門家として認識されるかを決める
パートナー・協業
相性がよいケース同じ顧客層を持つ別サービスと補完関係を作れる事業
最初にやること紹介し合える相手と条件を明確にする

重要なのは、 「SNSをやる」 「SEOをやる」 という施策名から始めないことです。

誰に届かせたいのか、 その人はどこにいるのか、 何を知れば相談したくなるのか。 その順番でチャネルを選びます。

Point 04

集客だけで終わらせず、契約までの導線をつなぐ

紹介の場合、 紹介者があらかじめ 「この会社なら相談してみて」 と信頼形成の一部を担ってくれています。

一方で、 検索やSNS、営業メールなどから初めて自社を知った人には、 その信頼貯金がありません。

そのため第二の集客経路では、 新規接点を作るだけでなく、 商談までの導線を設計する必要があります。

認知興味サービス理解相談商談契約

例えばSEOで記事を増やしても、 記事からサービスページへ移れず、 相談方法も分からなければ、 商談にはつながりません。

SNSでも同じです。 投稿の閲覧数やフォロワー数ではなく、 最終的に商談へ進める導線まで設計する必要があります。

集客と営業を別々に扱うのではなく、 一つの顧客獲得プロセスとして考えることが重要です。

Point 05

新しい経路をKPIで育てる

新しい顧客獲得経路は、 最初から紹介と同じ成約率になるとは限りません。

紹介は信頼がある状態から始まるため、 新しい経路より成約率が高いことも自然です。

そのため、 新規チャネルを評価するときは 売上だけを見るのではなく、 各段階の数字を確認します。

新規接点数
新しい経路から見込み顧客と接点を作れているか
商談数
接点が実際の相談・商談につながっているか
提案数
商談相手と自社サービスの相性が合っているか
契約数
提案が最終成果につながっているか

例えば新規接点は作れているのに商談にならないなら、 チャネルそのものではなく 訴求や対象顧客がずれている可能性があります。

商談は増えたのに契約にならないなら、 提案内容や営業プロセスに問題があるかもしれません。

顧客獲得経路全体を継続して管理する責任者がいない場合は、Marketing Officeという選択肢もあります。

Common Mistakes

紹介依存から抜けようとして起きやすい3つの間違い

1. 一気に複数チャネルを始める

SEO、SNS、広告、営業メール、YouTubeなどを 同時に始めると、 どこから成果が生まれたのか判断しにくくなります。 最初は検証する経路を絞った方が改善しやすくなります。

2. 集客数だけを見る

アクセスやフォロワー、新規接点が増えても、 対象顧客とずれていれば商談にはつながりません。 契約までの数字をつないで確認する必要があります。

3. 紹介を捨てようとする

紹介は強い営業資産です。 紹介依存を減らすことと、 紹介を減らすことは同じではありません。 強い既存経路を残しながら、 新しい経路を追加します。

First 90 Days

最初の90日でやること

最初から 「紹介なしで売上を作る」 ことを目標にする必要はありません。

まずは90日程度を一つの検証期間として、 第二の顧客獲得経路が機能する可能性があるかを確認します。

01

1〜30日

顧客像、 選ばれる理由、 現在の営業数字、 優先するチャネルを整理する。

02

31〜60日

一つの経路で 新規接点を作り、 商談までの導線を検証する。

03

61〜90日

接点、 商談、 提案、 契約の数字を確認し、 続ける・変える・やめるを判断する。

重要なのは、 90日で必ず成果を出すという意味ではありません。 数字を集め、 次の判断ができる状態を作ることです。

FAQ

よくある質問

紹介営業はやめた方がよいのでしょうか?
いいえ。紹介は信頼を引き継いだ状態で商談を始められる非常に強い顧客獲得経路です。問題は紹介そのものではなく、新規商談の大部分を紹介だけに依存し、紹介が止まると売上まで止まる状態です。紹介を残しながら第二・第三の顧客獲得経路を作ることが重要です。
紹介以外の集客では何から始めるべきですか?
まず顧客像、選ばれる理由、現在の営業プロセスを整理します。そのうえで、見込み顧客の情報収集方法や意思決定プロセスに合わせて、コンテンツ、アウトバウンド営業、パートナー開拓などから一つの経路を選びます。複数施策を同時に始めるより、一つの経路を検証する方が改善しやすくなります。
WebサイトやSNSを始めれば紹介依存から抜けられますか?
WebサイトやSNSは手段であり、それだけで紹介依存が解消するとは限りません。誰に何を伝え、どこから商談へつなげるかという顧客獲得導線まで設計する必要があります。
紹介依存の診断や改善をTAVIAに相談できますか?
はい。無料相談では現在の状況とお悩みを伺い、TAVIAがお力になれる領域があるかを確認します。詳細な顧客獲得構造の分析、ボトルネック特定、優先課題、改善方向の整理はMarketing Auditまたはご契約後の支援として行います。

Free Consultation

紹介以外の顧客獲得経路を、どこから作るべきか

現在の顧客獲得方法、 営業・マーケティング体制、 お悩みを伺い、 TAVIAがお力になれる領域があるかを確認します。 課題が整理できていない段階でもご相談いただけます。

事業・マーケティングを無料で相談する

無料相談では状況確認と支援可能領域の確認を行います。 詳細な診断・改善計画はMarketing Auditまたは ご契約後の支援として行います。